読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

日々の中のあれこれ

例えば小説やアニメを見ていて気づいたことだったり、例えば日付や暦を見ていて気づいたことだったり、そんなことから生まれる小話やらなんやらをちょこちょこと。

アルテラことアッティラって何者?

Fate/EXTELLA発売おめでとうございます!!色々投げ出して全力でプレイ中です。とりあえずメインルートまでクリアしたけどアルテラルートで号泣しすぎて次の日目が腫れましたありがとう奈須きのこ。ありがとうTYPE-MOON。アルテラかわいい。

 

そんなわけでプレイしていたけれど、何が悲しかったってアッティラとか匈奴とか言われても正直よくわからなかったことですね。軍神マルスローマ神話の戦と農耕の神だとかギリシャ神話のアレスと同一視されているとかくらいしか知らなかった。誰だ、アルテラって。そのもとになったアッティラって何者だ。匈奴ってなんだっけ。

そんなわけで、高校の世界史でなんとなくさらりと触れられたような覚えしかない匈奴アッティラフン族に関して簡単に調べてまとめてみた。


アッティラ」とは

アジア系遊牧民フン族の王として即位した人物。出現とともに急激に勢力を拡大し、瞬く間にカスピ海からバルト海に至る領土を支配下に。そうして一帯のゲルマン人スラヴ人を従えて大帝国・フン帝国を建設した。


その出生は406年ごろ。434年伯父のルア王の死後、兄弟のブレダとともに王に即位、445年ブレダを倒して独裁者になった。
その後の怒涛の進撃ぶりにヨーロッパ社会は恐慌をきたし、彼は極めて残忍な人物としてヨーロッパ人に記憶されることに。……が、それはあくまで誇張されたイメージであって、実は本人の生活ぶりは遊牧民らしく質素で、厳格なものだったとかなんとか。

 

フン族」とは

確実に現れたと記録にあるのが4世紀のヨーロッパ。黒海北方に到来し、そこからあちこちの遊牧民族を攻撃・服従。そこから東ローマ帝国へ大規模攻撃を仕掛けるものの反撃により一旦撤退、アッティラが現れるまでは周辺諸国の元で傭兵となってじわじわと支配を増やしていた。

 

アッティラが現れてからは、ローマ諸国からの略奪と貢納金によって蓄えた富と従えた諸部族を率いて大暴れ。東ローマ帝国も度々撃破されている。その後も度々、西ゴート王国や北イタリア等に進軍。最終的に、自信の婚礼の儀の席で死亡するまでその侵攻は続いたとか。

 

匈奴の末裔」って、フンヌの末裔って読んでたよね?

Fate/EXTELLAの中では。ただし、そもそもの読み方は「きょうど」。一応、歴史の中ではフン族=匈奴と決まったわけではなくて、別物扱い。

 

匈奴とは、紀元前4~5世紀にかけて中央ユーラシアに存在した遊牧民族、でもって、モンゴル高原を中心とした中央ユーラシア東部に一大勢力を気付いた遊牧国家の中核。

 

フン族=匈奴という話については、"「フン族は紀元前3世紀頃に中国の北方に勢力があった匈奴の子孫であり、テュルク系民族ユーラシア大陸に広がった最初の端緒である。」"(wikipedia)という説がある。

 

匈奴の読み方が諸説あり、その中にゲーム内での読み「フンヌ」に近いものがあったり、また匈奴が西方へ逃げた末裔がフン族なのでは、等の説がある。……ものの、前述の通りフン族の出現については4世紀の出現以前の記録がどれもはっきりしたものではなく、現状そこまで広く受け入れられている説ではないんだとか。

 

ネロがアルテラとは縁の有りそうな口ぶりだったけど

ネロが皇帝に即位していたのは一世紀より前、紀元後41年ごろのお話。アルテラことアッティラはネロより大分後の人物。なのだけれど、フン族は上述の通りローマ諸国の略奪やら傭兵としての従属やら逆に服従するやらってしていたし、アッティラに関しては北イタリア侵攻の際、ローマ教皇レオ1世と「これ以上侵攻しない」という平和を結ぶ約束を取り付けたりしていて関係はそこそこにある。そんなわけでなかなかに馴染みがある相手だったの、かも、しれない。

 

匈奴ローマ帝国の関係に対しては次回以降。

 


結論として、今回わかったことは

・アルテラことアッティラはネロより大分(そこまで大分でもないけど)後の人。
アッティラさん正に軍神よろしく破壊の化身。ただし破壊と書いて進軍と読む。
・EXTELLAでは匈奴と書いてフンヌって読んでたけど、一応歴史上じゃきょうど、が通説。

今後もいろいろ調べて記事に追加していきたいけど、とりあえず今回はここまで。

 

 

ちなみに、Fate/EXTELLAってなんぞ、という人はどうぞ。他Fateシリーズもよろしければ。

fate-extella.jp

文豪だの文学は手出すと底無しだよね

DMM.comさんから新しいオンラインゲームが出ましたね。「文豪とアルケミスト」、略して文アル。おめでとうございますキャラデザと声につられて始めたら雰囲気とキャラの可愛さに早くも身体が沼に沈みかけています。

ゲームタイトルが文豪である通り、登場人物も実在の文豪のを冠し、且つ性格やキャラ同士の繋がりも結構史実に沿っているようで。新しいキャラがくる度にGoogle検索のお世話になりながら心のメモに読む予定の本がぼろぼろと増えていってます。ゲーム内の織田作之助が可愛すぎて早く図書館駆け込んで先生の著書が読みたい。谷崎先生がもはやひと目見て「こいつ……耽美だ……!」って分かる見た目をしていて早く図書館駆け込んで先生の著書以下略。

こんな風に実在の人物や史実が作品化されると、元ネタは何かという事が気になって調べる人って一定数出てきますよね。同じDMMさんの中で有名な艦これや刀剣乱舞がいい例でしょうか。艦隊や刀剣に詳しくなったひとを、SNSを通して大変多く見かけます。

そういう視点でいくと、文アルが人気になったら文豪に、読書に注目が集まってくれるのでしょうかね。実際、現在放送中のアニメ及び漫画原作の「文豪ストレイドッグス」は、同じく文豪の名を冠したキャラとその文豪に関わりのある著書の名が出てくる作品で。それを通して日本文学に興味が出た、実際に作品を読んだ、という人をちらほら見かけます。
私もこれを見た結果、人生初の詩にハマり詩集まで購入するに至りました。そうですあなたの詩ですよ中原先生。中学高校の国語の時間、心底つまらないという顔で教科書の詩のページをめくっていた過去の私に言ったら文字通り目を剥くんだろうなぁ。

と、まぁ。Wikipedia片手にゲームをプレイしていてふと思ったのはそんな事でした。
読書人口が減り、書籍の売り上げに暗雲が立ち込めており、図書館の人の入りも少ないこんなご時世に「文豪」「書籍」を取り扱った娯楽を展開する事で、元ネタに興味をもってくれる人が増えれば、あわよくばそれで本が好きになった、なんて人が増えてくれれば、それはとても嬉しい事だなぁなんて思ったりしました。


確かに読書は時間もエネルギーも結構必要になるものだから、まぁそりゃ嫌いだ苦手だ言われるもんだよなーと。でも、読み切った先には、今まで自分の知らなかった世界、知識、言葉、感性、そんなものが大きく広がっていると思うのです。
一冊読んでも、その本の中に引っかかった言葉はひとつしかないかもしれない。ストーリーが頭に入りきらないかもしれない。
それでも、その引っかかったひとつが、入ってきたストーリーの欠片が、例えばクイズ番組で生きたり、友達や先輩との会話で生きたりするかもしれない。学生には特に、高確率で役に立ってくれるし。そうしていくなかでそのうち、価値観世界観変わるような作品に激突することが、あるかもしれない。

そんな、ちょこっとだけ自分の見ている世界の色が変わるような経験を出来る読書が、好きだって言える人が、増えたらいいなぁとそんな風に思いました。盛大に寒いこと書いたような気がするけど目は逸らすためについてるってことで。

そんなわけだから頑張れ文アル、期待してる。期待してるから中原はやく出てくれください。